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おす。あそぶ。まなぶ。

column 才能ののばし方

発達心理学者・お茶の水大学理事 内田伸子先生によるお役立ち教育コラム

内田伸子先生のご紹介

親子のコミュニケーションと教育の関係

子どもと楽しい触れ合いを共有するしつけ、つまり『共有型しつけ』を受けた子どもはのびのびと育ち、学力も高くなります。親子のやりとりを通じて子どもは伸びていきます。あそびを通じた親子のコミュニケーションや、それによる想像力の促進です。
もちろん、私立の幼稚園や保育園、学校や塾でたくさん勉強をさせることは、言葉に触れる機会が増えて、語彙力の発達が促されると思われるでしょう。ところが内田(2012)の研究では、子どもの主体性を大事にした「子ども中心の保育」で育った子ども、学習系の塾よりも、芸術系の習い事をした子どもの方が、語彙が豊かで、小学校の学力テストの成績もよかったのです。また親子のコミュニケーションが豊かで楽しい経験を共有している子ども、幼児期に絵本の読み聞かせをたくさんしてもらった子どもの小学校での学力テストの成績が高かったのです。
つまり、親によるしつけのスタイルを意識し、変えて行くことで、子どもの教育に良い効果をもたらすことができるということが、私たちの調査結果でもわかっています。親の所得に関係なく、語彙得点が高い子どもは、共有型のしつけを受けており、逆の結果も確認されました。