導入事例

TOP導入事例 紙類コート紙へのインキ適正、及び乾燥性について

コート紙へのインキ適正、及び乾燥性について

2007年03月05日

コート紙へのなつ印において、一般的に使用されているTATインキ【STSG】黒色以外で、なつ印乾燥時間が早く、なつ印適正に優れたタートインキの調査を行いました。

・材質:コート紙

■調査インキ
 【STSP】、【STSM】、【M-290】の各黒色、染料系インキ で調査しました。
■試験項目
 ①なつ印適正(20℃×65%)
  各インキをスタンプ台に塗布し、ゴム印でのなつ印発色性を確認しました。
 ②なつ印乾燥性(20℃×65%)
  ①で確認したなつ印発色性にて、なつ印した印影について、乾燥時間を測定しました。

試験結果は以下のとおり

 
   【STSP】   【STSM】   【M-290】 
なつ印印影 070305b1.jpg
070305b1.jpg
070305b1.jpg
①なつ印適正
②印影乾燥性 2~3分 3~5分 1~2分
総合評価
scroll


■結論
3種のインキで調査したところ、なつ印適性、乾燥性において、【STSM】(黒)、【M-290】(黒)の結果が良好でした。
この2つのインキについては、以下のパターンで使い分けることをおすすめします。
 ・【STSM】(黒):乾燥時間を比較的長く取れる場合には、なつ印印影が一番きれいです。
 ・【M-290】(黒):乾燥時間の短縮が必要な場合に、最も適しています。

本ページで紹介するインキには既に廃番となっているものが含まれています。
ご利用を検討される場合は、後継のインキ品番(品番の後ろに「N」または「-N」が入ります)にてご検討ください。

インキ品番と対応溶剤の一覧表

技術レポートTOPへ戻るカテゴリーTOPへ戻る

※本ページに掲載している情報は弊社が独自に調査・試験を行った結果です。
 なつ印の対象物のグレード、表面状態、使用条件により性能が異なる場合があり、
 全ての環境で同一の結果を保証するものではありません。

  • ページトップ