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電子基板へのなつ印適性調査2

2007年11月28日

ユーザ様より、電子基板へのなつ印適性についての調査依頼があり、調査を行いました。

・なつ印対象物:電子基板

■調査インキ
 【STG】(赤)、【M-500】(赤)、【M-600】(赤)で調査を行いました。
■試験項目
 ①印影鮮明性(20℃×65%)
  各インキをスタンプ台に塗布し、ゴム印でなつ印し、目視にて調査しました。
 ②印影密着性(20℃×65%)
  ①でなつ印したものに対し、指触により摩擦を加え印影の変化を見ました。
 ③乾燥時間
  ①でなつ印したものに対し、指触により乾燥時間を調査しました。

試験結果は以下のとおり 

 
  【STG】(赤) 【M-500】(赤) 【M-600】(赤)
なつ印印影 071128b1.jpg
071128b2.jpg
071128b3.jpg
①鮮明性
②密着性
(特に金属部が弱い)
③乾燥時間 4~5分 1~2分 4~5分
総合評価
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■結論
調査したところ、【M-500】(赤)、【M-600】(赤)について、鮮明性の点では【STG】(赤)と同等、密着性の点では【STG】(赤)よりも良好という結果でした。

ただ、乾燥時間を考慮すると、より短時間で印影が乾燥する【M-500】(赤)を推奨します。

ただし、これらの評価は、なつ印対象物のグレード・表面状態・使用条件により、異なる場合がありますので必ず試験の上、ご使用ください。

本ページで紹介するインキには既に廃番となっているものが含まれています。
ご利用を検討される場合は、後継のインキ品番(品番の後ろに「N」または「-N」が入ります)にてご検討ください。

インキ品番と対応溶剤の一覧表

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※本ページに掲載している情報は弊社が独自に調査・試験を行った結果です。
 なつ印の対象物のグレード、表面状態、使用条件により性能が異なる場合があり、
 全ての環境で同一の結果を保証するものではありません。

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