電子基板へのなつ印適性調査2
ユーザ様より、電子基板へのなつ印適性についての調査依頼があり、調査を行いました。
・なつ印対象物:電子基板
■調査インキ
【STG】(赤)、【M-500】(赤)、【M-600】(赤)で調査を行いました。
■試験項目
①印影鮮明性(20℃×65%)
各インキをスタンプ台に塗布し、ゴム印でなつ印し、目視にて調査しました。
②印影密着性(20℃×65%)
①でなつ印したものに対し、指触により摩擦を加え印影の変化を見ました。
③乾燥時間
①でなつ印したものに対し、指触により乾燥時間を調査しました。
試験結果は以下のとおり
【STG】(赤) | 【M-500】(赤) | 【M-600】(赤) | |
なつ印印影 | |||
①鮮明性 | ○ | ○ | ○ |
②密着性 | △ (特に金属部が弱い) |
○ | ○ |
③乾燥時間 | 4~5分 | 1~2分 | 4~5分 |
総合評価 | △ | ◎ | ○ |
■結論
調査したところ、【M-500】(赤)、【M-600】(赤)について、鮮明性の点では【STG】(赤)と同等、密着性の点では【STG】(赤)よりも良好という結果でした。
ただ、乾燥時間を考慮すると、より短時間で印影が乾燥する【M-500】(赤)を推奨します。
ただし、これらの評価は、なつ印対象物のグレード・表面状態・使用条件により、異なる場合がありますので必ず試験の上、ご使用ください。
※本ページに掲載している情報は弊社が独自に調査・試験を行った結果です。
なつ印の対象物のグレード、表面状態、使用条件により性能が異なる場合があり、
全ての環境で同一の結果を保証するものではありません。