フッ素ゴムへのなつ印
フッ素ゴムに対するなつ印試験を行いました。
なつ印後、印影が鮮明で、退色がなく、耐摩耗性に優れていることを目的になつ印試験を行いました。
・材質・・・フッ素ゴム
・色・・・黒色
■調査インキ
【M-100】(黄色)、【M-505】(山吹)で調査しました。
■試験項目
①印影鮮明性(20℃×65%)
各インキをスタンプ台に塗布し、ゴム印でフッ素ゴムになつ印後の印影を確認する。
②印影密着性
なつ印1時間後の印影に対し、摩擦試験を行う。
試験結果は以下のとおり
①【M-100】(黄色)、【M-505】(山吹)ともに鮮明な印影が得られた。
②両インキとも摩擦試験を行った結果、密着性は良好。
▼試験後のなつ印状態
■結論
【M-100】(黄色)、【M-505】(山吹)ともに良好な結果が得られました。
これらのインキは、白色顔料+着色材で構成されているので、濃色面への識別用には有効です。
ただ、【M-100】(黄色)は、着色材が染料系のため、褪色による変色については、
着色材が顔料系である【M-505】(山吹)が良好です。
※本ページに掲載している情報は弊社が独自に調査・試験を行った結果です。
なつ印の対象物のグレード、表面状態、使用条件により性能が異なる場合があり、
全ての環境で同一の結果を保証するものではありません。