ガラス繊維を含んだ特殊紙へのなつ印
あるお客様より、ガラス繊維を含んだ特殊紙に対し、なつ印乾燥時間が早く、なつ印適正に優れた赤色のTATインキの調査依頼があり、調査を行いました。
・材質 : ガラス繊維を含んだ特殊紙
■調査インキ
【STSG】、【M-500】(赤)で調査しました。
■試験項目
①なつ印乾燥性(20℃×65%)
各インキをスタンプ台に塗布し、ゴム印でのなつ印し、乾燥時間を測定しました。
②なつ印展着性(20℃×65%)
①でなつ印したものに対し、指触にて調査しました。
③なつ印鮮明性(20℃×65%)
①でなつ印したものに対し、目視にて調査しました。
試験結果は以下のとおり
【STSG】 | 【M-500】 | |
なつ印印影 | ||
①乾燥性 | 2分~2分30秒 | 1分30秒~2分 |
②展着性 | ○ | ○ |
③鮮明性 | ○ | ○ |
総合評価 | ○ | ◎ |
■結論
乾燥性、展着性、鮮明性において、調査した両方のインキともに結果は良好でした。
ただ、乾燥時間を考慮に入れると【M-500】(赤)の方が、より好ましいです。
※【M-500】ついて
・油性染料系のインキで、速乾性金属用や速乾性プラスチック用インキの別色
(黒以外の色)になります。
・主に、ガラス・タイル・陶器などに適したインキとして、おすすめしております。
※本ページに掲載している情報は弊社が独自に調査・試験を行った結果です。
なつ印の対象物のグレード、表面状態、使用条件により性能が異なる場合があり、
全ての環境で同一の結果を保証するものではありません。