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包装材(PE)へのロットNoなつ印

2007年01月22日

工業部品などでよく使用される、部品を入れる包装材(PE)へのロットNoなつ印として、適したインキの調査(印影の鮮明性、密着性)依頼がありましたので、行いました。
通常は、【STG】、【M-80】をおすすめしますが、今回は、それ以外のインキについて調べました。


・材質:PE

■調査インキ
 【STSP】、【STSM】、【M-365】の各黒色 で調査しました。
■試験項目
 ①印影鮮明性(20℃×65%)
  各インキをスタンプ台に塗布して、日付印でサンプルになつ印し、印影の状態を目視判定しました。
 ②印影密着性(20℃×65%)
  サンプルになつ印1時間後、印影に対して摩擦を加え、変化を確認しました。

試験結果は以下のとおり
 印影の鮮明性については、それも大差なく良好であるが、印影の密着性では、【M-365】が良好でした。

070122b.jpg

■結論
なつ印環境の違いはありますが、【STG】、【M-80】以外のインキで、【M-365】でのなつ印が、印影の鮮明性、密着性ともに良好でした。
【M-365】は、油性顔料系のインキで、主な用途としては、プラスチック類や金属類に対し、なつ印後アルコール洗浄を行うなどの2次加工時に適したインキです。

本ページで紹介するインキには既に廃番となっているものが含まれています。
ご利用を検討される場合は、後継のインキ品番(品番の後ろに「N」または「-N」が入ります)にてご検討ください。

インキ品番と対応溶剤の一覧表

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※本ページに掲載している情報は弊社が独自に調査・試験を行った結果です。
 なつ印の対象物のグレード、表面状態、使用条件により性能が異なる場合があり、
 全ての環境で同一の結果を保証するものではありません。

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