「このインキが世の中で使われるかも」と想像すると、
ワクワクが止まりません!
本多 未歩
研究開発本部 研究開発部 開発6課
2020年入社
入社以来、筆記具インキの研究・開発を担当。
工学部 分子素材工学科卒
誰にとっても身近なものをつくりたかった。
「みんなが1回は使ったことがある、身近にあるものの、ものづくりに携わりたい」を基準に、就活を進めていました。シヤチハタはすごく身近ですし、地元企業でもあったので、すぐに興味を持ちました。合同説明会がきっかけで知ったのですが、その際にいただいたパンフレットの「先輩の声」を読み、仕事内容が楽しそうだったことも、シヤチハタを志望した理由のひとつです。
なんとなくカタい会社をイメージしていましたが、面接では役職関係ない感じで社員さん同士が和気あいあいと話していて、職場の雰囲気のよさも感じました。実際に入社してみると、想像通りカタい、というか寡黙で真面目な方もいました(笑)。でもそれ以上に、気さくで話しやすい方が多かったので、毎日楽しく働けています。
色、性能、コストを追求する筆記具のインキ開発!
シヤチハタと言えばハンコだけだと思う人も多いかと思いますが、筆記具などの文房具もたくさんの商品を出しています。私が研究開発をしているものも、筆記具に使用するインキです。たとえば「ツルツルの素材に書いてもはじかないインキ」など、さまざまな使用用途・目的に合わせたインキを検討します。配合する素材やその量を調整し、そのあとに試作、性能試験を繰り返す毎日です。
これと並行して、もちろん色も追求します。1色作るだけでも、蛍光やメタリック、専門的に言えば顔料と染料の違いなど、それこそ表現できる色は無限大です! 試せば試すほど新しい色に出合えるので、個人的にはここに1番のおもしろさを感じています。
また、既存の色と性能であっても、少しでも安い素材を見つけられれば、そのインキの生産コストを下げることができます。結果、会社に大きく貢献することになるので、これもこの仕事のおもしろさのひとつだと思います。
相談しやすい雰囲気がある。
学生時代も研究室で研究自体はやってきたのですが、感覚が大きく違うのはスケジュールです。学生のときは「卒業までにできたところまで」でよかったので自由なペースで取り組んでいましたが、仕事にはきちんと納期があります。そのため今は「このタイミングまでにこれとこれは終わらせよう」など、自ら計画を立てて進められるようになりました。小さなことですが、スケジュール感が身についてきたことは、社会人として1歩成長できたと感じる部分です。
困ったときは先輩や上司にすぐに相談できます。研究職だからこそ、この雰囲気があることはすごくありがたいですね。声をかけてもらったり、丁寧に教えてもらったりするたびに「仕事しやすい環境だなぁ」と、つくづく感じます。
英語力をつけて、仕事力を高めたい。
筆記具の生産工場は海外にあるので、コミュニケーションには英語を使います。さらに仕事を円滑に進めるためにも、今後は英語力の向上にも力を入れていきたいです。英語の勉強は会社に補助してもらえるので、これから少しずつそうした制度を利用していけたらと思います。
私はまだ入社2年目なので、仕事でまだこれといった実績はありません。でも、これから自分が開発したインキが世の中に出ることを考えると、それだけでワクワクします。何年後に自分がどうなるとかはまだ想像できませんが、ひとまずはこれが実現する瞬間を楽しみに、研究を進めていきたいと思います。
約束の証
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